「庶民の生活はこんなに苦しいのに株だけ上がって金持ち連中はいいご身分だな」という勘違い。株高はお金が増えるわけではない。
株が高騰している。
そういう話やニュースを聞くと株を買ってない人は
「株を買っておけばよかった」
「おかしいよ、金のあるやつばかり金持ちになって」
なんてぼやいたりする。
株取引をやっていたから言える。
株高はお金が増えてお金持ちになるわけではない。
よく考えてほしい。
たとえば1株1000円で株を買ってその株が1100円に値上がりしたとしよう。
その人は何かお金を手にしたんだろうか。
抽象的な観念というか需要と供給で一時的な市場価値が1000円から1100円になっているだけだ。
株主(株の購入者)が実際に1100円を手にしてるわけではない。
いくら株価が高騰しようが買い手は手元から1000円を失っている。
株でお金が増えるというのは、買った額より高く売って差額の現金が手に入った状態をいう。
1000円の株を1100円で売ると差額の100円が儲けになる。
これをキャピタルゲイン(売却差益)という。
(実際には証券会社の手数料や税金が引かれるため手にする現金はもっと少ない。)
他にはインカムゲイン(配当益)と言って
業績の良い企業なら会社の持ち主である株主に対して年に1回や半年に1回の配当を出す。
会社によって配当率は異なるが東証一部平均で2.1%と3%に満たない。
つまり100万円分買っていても2万1千円から20%ちょっとの税金を引いた額だから
1万5千円増えたに過ぎない。
何もせずにお金が入ってくるのはいいが、元本は株という形に姿を変えているため、
やはり手元のお金は減っている。
よくよく考えてほしい。
株価は実体経済を反映していないし、
株価が上がっただけではお金は増えない。
何度も言うが、買った額よりも高く売ってようやくお金は増える。
しかし株価が高騰しているということは売り手を買い手が上回っている状態だから
多くの人が手元にあるお金を手放して株を買っている。
つまり、お金がどんどん減っている。
株高がおかしいのではなくて、株とは上りもすれば下がりもするそういうもので、
お金のある人がお金持ちになっているというより
日銀と年金機構に釣り上げられた株価を見て、
お金のある人がお金をどんどん手放すからさらに株価が上がっているだけだ。
こんなことが長く続くはずがない、不自然な歪みがいずれ表に出てきて、
いずれ暴落する運命にある。
バブルとは不自然な歪みを是正するためのエネルギーの解放で、大きな地震とよく似ている。
「暴落する前に売ればいいじゃないか?」
そう、言葉にすればこんなに簡単なことだ。
でも、1000円で買った株が1500円になり、なおも急上昇を続けていて誰が簡単にその株を手放すだろうか。
売るに売れず株はまだまだ上がると思い込む、
やがて株価が低迷し1500円を切ったとしよう、
いや、また上がると楽観視している内に株価は買った元の額に戻りやがて900円になった。
買った額より安い価格で機械的に損切り(売れる)できる人は少ない。
人の心理として
きっとまた上がると自分に言い聞かせている内に
気づいたら株価は半分以下になって、
ようやくバブルは崩壊したんだと気づく。
安く買って高く売れば絶対にお金が増える。
しかしこんなに簡単なことが簡単にできないからバブルでみんな丸裸になった。
いつも歴史が物語るのは人の心理、その愚かさだ。
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