40年間お金を追い求めた女性の話
ここ最近、保険屋さん兼ファイナンシャルプランナー兼
マネーセミナーの講師という女性から保険の話やお金の話を伺っていました。
高校生の頃から投資を始めて、
約40年間、お金についての知識を身に付け、経験を積み、
お金を増やすことやお金について考えてきたそうです。
60歳で投資金額が1億円に到達すればとおっしゃっていました。
この話を聞いていて、ふと思ったのは、
この人は40年間お金のことを考え続けて、
結果としてお金から解放されたんだろうか？
ということでした。
もちろんこの方がお金から解放されたくて
こうした仕事をしてるかどうかはわかりません。
「お金のことなんかを人に教えるのが好きなんです」
とおっしゃっていたので、
純粋に教えることが好きな方なのかもしれません。
これは私の個人的な感想と直感から来る結論です。
お金を追い求めていると、
何年経っても何十年経っても、たとえ100年経とうと、
お金の悩みから解放されることはないということです。
仮に老後資金として1億円を達成したとしても、
その投資資金から来るわずかな分配金では満足できる生活ができるはずもなく、
いずれその資金を取り崩さなくてはいけなくなります。
そして、今度は、3億円、5億円、あれば、と考えるようになります。
お金を追い求めるとキリがないんですね。
私は経験者なのでよくわかります。
収入や資産が増えるとまず間違いなく生活レベルが上がります。
生活レベルを上げずに生きられる人は本当にごく稀です。
1％もいないでしょう。
99％の人間は、収入や資産に応じた、あるいはそれ以上の生活を始めます。
収入や資産が増えれば増えるほど、足りないと感じるようになるんです。
事実私も、貯金が数万円の頃の方が、
今よりお金が足りないと感じたことはありませんでした。
無ければ無いでその範囲でやりくりできます。
あればあるで、その範囲かそれ以上の生活をしたくなるんです。
人間というのは、本当に面白い、馬鹿げた生き物なんです。
こんな生物は地球上で人間だけです。
花は隣の花より太陽や水や栄養分を欲しいとは思いません。
ただそこに咲いているだけで生物として完璧に完成されているからです。
人間は想像しちゃうんです。
あの人はこうだろうと、
自分はあの人と同じような、あるいはもっといい生活ができるはずだと、
お金さえあれば、お金さえあれば、お金さえあれば、
お会いした女性を否定するわけではありませんが、
ブランド物の服やバッグ、短い距離をタクシーで移動する行動を見ていて、
それではお金は貯まらないと直感しました。
かといって切り詰めたカツカツの生活をしてお金を貯めて、
FIREする馬鹿げた生き方もどうかと思います。
人生とは二度と来ない今を楽しむこと、
この言葉に尽きるんです。
もしよければ、
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